キラーストレス。この言葉を耳にしたことはありますか?
6月18日19日NHKで放送されたシリーズキラーストレス(そのストレスは、ある日突然、死因に変わる)。ストレスが体を蝕んでいくという事実を科学的に解明した興味深い内容でした。
「仕事でストレスを感じている」という人は80%を超えるというデータがあります。ストレスを単なるストレスで片付けられない時代になってきた現代、未然に防ぐ方法をいくつか紹介していました。
ストレスが死を招く?キラーストレスを科学的に解明
ストレス社会と一言で言ってももひとりひとり感じているストレスは違います。
例えば職場、例えば家族、自分自身、社会、複数のストレスが同時にかかっている場合もあります。
自覚していないのに症状として体にでている場合もあります。
- 蕁麻疹
- アレルギー症状
- 胃炎
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 脳卒中・心筋梗塞
- 老尿病
- エコノミークラス症候群
- うつ病
ストレスが暴走を始めればがん、心臓発作、脳出血などをおこすリスクを高めてしまいます。
なぜストレスが原因で病気に直結してしまうのか?
脳内に存在するおよそ1.5cmの扁桃体。ここは恐怖や不安を感じたときに活動する場所。
ここから体全体に反応が広がっていき、副腎がストレスホルモンを出します。
このストレスホルモンには心拍数を増やしたり、血液を固まりやすくする働きががあります。
脳(扁桃体)は実際ケガをしていなくても危険を感じたりケガをすることを想定し、予め血液を固まらせ、血圧を上昇させることにより血のめぐりを良くし瞬時に反応できるように
なっているそうです。
これは数万年前、私たちの祖先が狩猟を行っていた時代に猛獣に襲われる危険ああるため襲われてから血液を固まらせるのでは遅い
ということから無意識的な反応が現代人にも残っていると考えられています。
ストレス対策に有効な5つの方法
- ストレスの原因を避ける(けっこう避けられない場合が多い)
- 運動を習慣づける
- 笑う(Smile&laugh)
- サポートを得る
- メディテーション(瞑想)
なかでも運動することでストレスホルモンの数は減少することがわかっています。
ちょっと汗ばむジョギングやウォーキングを30分週3回。
もちろん回数が増えれば増えるほど体にいいことが研究でわかっています。
単なる健康の為の運動ではなく病気を予防するための大切なことという運動の定義が変わりそうですね。
キラーストレス再放送予定
第1回6月22日(水)0時10分
第2回6月25日(土)0時10分