ダイエットでたるんだお腹を引き締めたくて腹筋を1日に何十回も、または何百回もやっている方がいるとすれば、それはきっと時間を無駄にしているでしょう。
正しいスクワットをすればスクワット15回するだけで、腹筋を500回しているのと同程度、筋肉に負荷がかかり、使われる筋肉量はほとんど変わらないと言われています。
下半身を引き締めるとカラダが変わる
これは上半身にある筋肉よりも下半身の筋肉の方が大きな筋肉が集まっています。
上半身についている小さな筋肉を一生懸命長い時間こつこつ動かしているよりも、下半身の大きな筋肉を短時間でも効率よく動かした方が、大きな筋肉はその分エネルギーを使います。
消費するカロリーが大きいだけでなく、筋肉量も圧倒的に増やすことができるので、新陳代謝もよくなり痩せやすい体作りも同時にこなすことができます。
スクワットって美肌にもいいの?
また、スクワットをすることで、成長ホルモンに似た働きがあるホルモンが筋肉からホルモン分泌します。
そのホルモンは、成長ホルモン同様、脂肪を分解したり、肌のターンオーバーを助け、美肌につながるとされています。
学生の頃にたくさん食べても太らなかったのは、成長ホルモンのそうした働きがあってこそ。
20代を境に成長ホルモンはどんどんと減っていきますが、スクワットをすることで、成長ホルモンに似た働きをするホルモン分泌が可能なのです。
意外と奥が深いスクワット
スクワットは正しいスクワットでないと、そのようなホルモン分泌しにくいばかりか、筋肉も働きにくく、人によっては脚やひざを痛めてしまいます。
基本フォームは肩幅程度に足を開き、膝が、脚よりも前に出ないように、腰を落としていきます。
もちろん肩幅よりも広く足を広げるとその分、筋肉に負荷がかかりますが、内股気味の人、特に女性は肩幅以上だと膝を痛めやすいです。
自分に合った回数・足幅・スピードで、継続して行っていくことが大事です。