ダイエットタイムに適しているのは朝と夜のどちらでしょうか。
それぞれのメリットデメリットを知って、効果的な運動をするようにしましょう。
自律神経のリズムと関係している
エネルギーの消費に適しているのは、ずばり、朝です。
これは自律神経のリズムと大きな関係があります。
朝は交感神経が優位になる時間帯です。
交感神経とは心拍数を上げ、体温を上げます。
代謝が上がり、脂肪を燃やすための運動をするなら朝がいい、ということが言えます。
ただし、朝起き抜けにいきなり運動をするのは危険です。
起きてすぐは脱水状態で、血流が少なく、血管が収縮した状態です。
いきなり運動をすることで大量の血液が流れることになり、心筋梗塞などのリスクが高まってしまいます。
出来れば起きて30分はゆっくりと水分補給(コップ2杯程度)をし、ストレッチなどで身体をほぐした後にランニングなど本格的な運動を行うのが理想的です。
筋トレは夕方に向いている?
朝の次に効果的なのは夕方です。
朝から活動し、一番体温が高く代謝が上がる時間帯が16時前後です。
また、ある大学では「夕方の運動は成長ホルモンの分泌を促進する」という研究結果が報告されています。
成長ホルモンは脳下垂体から分泌され、疲れや気分の低下を防ぐとともに、脂肪燃焼を促進し、筋肉の成長を促す働きをします。
特に無酸素運動で分泌された成長ホルモンは、食欲を抑制する働きがみられるため、夕方は筋肉トレーニングなど無酸素運動をメインに行うといいでしょう。
仕事帰りしかエクササイズできない
更に夜はどうでしょう。
夜は副交感神経が優位となります。
心拍数は下がり、体温も下がります。
この時間帯にハードな運動を行うと交感神経が優位になってしまい、寝付けないという事態を招く可能性があります。
そのため、リラックスするためのヨガやストレッチなどを行って質のよい睡眠につなげましょう。
時間帯によって効果的な運動があることから、どの時間帯にどんな運動をするのか、見極めてダイエット効果を上げるようにしましょう。
もし夜に筋トレをしたい場合は、筋トレ後交感神経を副交感神経に切り替えるために
- ぬるま湯のお風呂に入る
- モバイルツールを見ない
- 間接照明で過ごす
などちょっとした切り替えを上手に行いましょう。