サッカーは、手や腕をほとんど使用しない特殊な競技で、下半身の強化は必要不可欠となります。
それだけに、他の競技よりも足筋トレに関しては進歩的であり、効率のいい筋トレが考案されています。
これらは、サッカー選手以外の一般人にとってもメリットを得られます。
下半身を鍛えておくことで防げるケガや病気
厚生労働省が3年ごとに実施している大規模な国民調査によると、腰痛は職場において発生する怪我や病気の内の60%を閉めています。
また、普段自覚している問題の第1位も腰痛で、その割合は国民の約10%に達するほどです。この問題の原因は多様ですが、足の筋力の低下と密接な関係があります。
腰は、頭部の重さと歩行時のバランスを支えている部分で、しかも中心的な役割を担っている骨盤の周りには筋肉や靭帯は存在していません。
このために、骨盤は歪みやすい構造となっており、これが腰痛を引き起こす呼び水となります。
下半身を鍛えておくことで骨盤周りを支えるしなやかな筋肉ができる
効率のいい筋トレによる下半身の強化は体幹強化にもつながり、骨盤を安定した状態でキープすることが可能となります。
なお、サッカー選手の足筋トレの内容は非常に多様で、ウェイトトレーニング以外のユニークな方法もあります。
例えば、元日本代表に選ばれた選手は、足の指を曲げるというトレーニングを行ったことにより、持病であった腰痛を解消することに成功しています。
このトレーニングの具体的なやり方は、足の指で立つというシンプルな内容です。
初めの内は痛くて立つことが出来ませんが、関節の稼働域が広くなると共に徐々に慣れていきます。
すると、全体のバランスも改善されるので、腰痛などの慢性の症状も解消されていくことになります。